楽水会の組織について  (社)楽水会常務理事(組織委員長)谷口泰史 (18製大)

楽水会のメールマガジンの編集責任者である竹内正一先生より、新法人となる楽水会の組織委員長として会の組織についての考えを述べてほしいと要望されました。事務局の岩澤さんや藤田さんと一般社団法人になる為の検討を重ねてきましたので、私なりに楽水会の新法人としての組織についてコメントしてみます。

楽水会の組織は、どこで定義されているかと云えば、当然楽水会の定款にそれが書かれています。 大体定款とは一体何なのでしょうか、一般的に会社や社団法人の目的、組織、業務に関する基本規則を書いたものだとされています。しかし、法律の文章のようですから皆様はあまり関心を持ちません。自分の会社の定款を読んだことがある人は多分ほんの一部だと思いますし、別に知らなくても大して皆様は気にしません。しかし、組織としての意思表示は唯一定款に示されていますから大事なものです。

先日のオリンパスの不正経理は明らかに企業統治(ガバナンス)が充分に働いていない証拠となりました。組織が正しく統治される為に書かれているものが定款ですから、今回、楽水会の一般社団法人への移行手続きでは公益認定委員会から、定款案について何度も何度も指導を受けて、定款を作成してきました(事務局の苦労は大変なものです)。組織の内部統治(ガバナンス)は定款を見る以外にチェックできませんから、是非会員の皆様も一度はじっくりと楽水会の新定款を読んで戴きたいと思っています。

現在の楽水会はまだ農水省に監督されている特例民法法人という立場にあります。今迄は社団法人でしたが、平成20年12月から平成25年11月末迄に一般又は公益法人のどちらかに移行することになりました。楽水会は既に今年5月の総会で一般社団法人へ移行することで承認を受けており、かつその総会で新定款案の承認も受け、楽水誌835号(今年の夏号)で新定款案が発表されていますので、是非読んで下さい。お願いします。

さて、楽水会の組織の話に戻ります。楽水会は定款の「第3章 社員及び会員」の項で、楽水会の法人の構成員を定義しています。早い話が、経費の負担(会費を納入する義務)を負ってくれた人を会員として、この会員で成立しています。では楽水会を動かす機関としては何があるのでしょうか。社員総会と理事会、この2つが主たる機関となります(監事も一応は機関です)。本来、この総会(定款では「社員総会を第4章」としている)を構成するのは、会費を納入してくれた全会員で構成するものです。この総会を開催する為には会員の過半数の参加(委任状を含む)が必要です。楽水会も長い間このやり方で総会を開催していましたが、委任状がなかなか集まりませんでした。そこで前の熊谷事務局長の時代に農水省とも相談の上で社員選出規程を作り、当時の民法上の社員制度を作り社員に総会の議決権を与える方式に変更しました(賢い方法でした)。楽水会の新定款でもこの方式を取りますが、社員は会員から選ばれた代議員でもある訳ですから、社員選出は会員による民主的な選挙で選ぶ方式に変更されています。先程話した楽水誌835号(今年の夏号)に一般社団法人楽水会の社員選出規程も発表されていますので、こちらも一読ください。

楽水会の運営の中心は何か、これを担当するのが理事会ということになります。定款は「第5章に役員」があり、役員には理事と監事がいます。理事で構成する「理事会は第6章」に載っています。

理事が理事会を構成して職務(定款の「第2章に会の目的及び事業」がある)を執行することになります。楽水会の目的と事業のところも必ず目を通して下さい。会費を納入してくれる会員の皆様がどのように理事会の理事の職務を評価するかというと、社員総会の議決権を持たせるために選挙で選んだ社員を通して、総会でその事業等の賛否を問うしか方法はありません。

社員制度(代議制)を採用した組織の場合、選ばれた社員の皆様(定款では130名と決めている)が会員を代表して総会に参加して活発に意思表示する必要があります。組織としては理事の役割が何より重要ですが、年に一度の総会での社員の議決権の行使も更に重要な役割です。今年選挙で選ばれた130人の社員の皆様、是非来年の総会には参加、出来なければ必ず委任状を提出して、社員の意思表示をして戴きたいと思います。

次に理事の役割ですが、定款に書かれた目的を達成する為に、定款に書かれた事業を役割毎に業務執行するのが仕事です。定款の「第8章常設委員会」のところに「組織」「財務」「企画運営」「編集」「保存」の5つの常設委員会を新定款から明示しています。(前の定款には委員会のことは書いてありませんでした)

さて私の役割は組織委員会の運営ということになります。今迄、新定款に基づいて社員総会や会員と社員の違い、又、理事と理事会等の組織のお話をしましたが、組織委員会の主たる業務は楽水会のよろず組織運営に関するお世話をするのが仕事だと解釈しています。先程も述べた通り定款によって組織の内部統制(ガバナンス)を計りますから、楽水会の組織が内部統制されているかチェックするのも大事な組織委員会の役目と考えています。

楽水会の組織に何か不正の臭いがあれば是非遠慮なく我々に連絡して欲しいと思います。

しかし、今迄も実に健全な運営をしています。心配は無用かと私は思います。社員は総会に出て下さいとか、理事は理事会に出て下さいとかいうよりは、楽水会の会員の皆様が楽水会の事業に参画することが、何よりの組織の活性化だと思います。是非今後も楽水誌を読んで、楽水会の事業に活発に出席して事務局ともどんどんコミュニケーションをとって下さい。

事業に参加して戴くのが何よりの楽水会活性化の原点です。今後もよろしくご支援をお願い致します。

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