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2021.01.01 10:10

2021「年頭所感」

田畑 日出男(13漁大)

 新年あけましておめでとうございます。
 ご家族お揃いで清々しい令和3年のお正月を迎えられたこととお慶び申し上げます。
 皆様には平素より楽水会の事業活動や諸行事について温かいご理解とご支援を賜り、心から厚く御礼申し上げます。
 ここ数年は多くの水災害に見舞われ、台風や前線による記録的な集中豪雨によって、全国各地で大きな被害が発生しております。各地域で被災された方々に対し、衷心よりお見舞いを申し上げます。

 さて、今年は年初来、中国・武漢で発生した新型コロナウイルスの感染症が、瞬く間に世界各国に拡散し、今なお歴史的な危機に直面しております。
 令和2年9月には菅政権が発足し、政府においては、DX(デジタルトランスフォーメーション)の普及やさらなる強靭な国土づくりが打ち出されており、その一方では、2050年にはカーボンニュートラルの実現や、SDGs、地球温暖化への対応という大きな課題も抱えております。
 また、教育界にも影響が及んでおり、大学の授業はWeb授業となり、学生の登校が禁止され、やっと10月から対面授業が再開されましたが、楽水会活動も制限されました。
 楽水会館も入構制限によって使用できなくなりましたが、事務局は大学のご配慮により使用させていただいております。

 このような中で、第9回(通算99回)の通常総会は社員の皆様からは委任状をいただき、縮小して開催され、事業報告および収支決算等、議案のご承認をいただきました。
 理事会、常任理事会は大学入構禁止のため、学外の施設を利用して予定通り開催いたしました。
 コロナ禍の状況でありましたが、次のような活動を行いました。

  • 楽水会誌とメールマガジンで活動報告を続けました。
  • 小型船舶免許教室は4月~7月までは休校としましたが、8月から再開いたしました。
  • 来年は役員改選の年であり、楽水会誌を通じて社員選挙の告示及び募集をいたしました。
  • 100周年事業については、関係者の皆様のご尽力により順調に進めていただいており、100年史の記念誌委員会(原 武史委員長)では、記念誌の目次、執筆者も決まり、募金委員会(炭井孝志委員長)では、これまで約43,000,000円の寄附をいただき、目標達成に向けて会員の皆様にお願いする次第です。式典委員会(岡本信明委員長)におきましては、祝賀会のプログラムは決まっておりましたが、新型コロナウイルス感染症の終息の見通しが立たない中で、祝賀会場の予約ができず、本年5月29日の開催の見通しが立たないため、理事会で相談の上、1年延期し、2022年6月11日(土)の開催とさせていただきます。

 

 なお、「卒業祝賀会」、「楽水会ランチ・セミナー」、「水産について考える会」は昨年は中止としましたが、「合同企業就職相談会」はなんとか開催したく検討しております。
 毎年9月に行っている大学との意見交換会も延期し12月に行いました。専攻科の海鷹丸による航海実習は学生をはじめ、乗組員全員のPCR検査を行い陰性を確認し、昨年11月10日出航いたしました。
 2021年度のTHE(Times Higher Education)において、東京海洋大学も含め、日本は前年より6校多い116校がランクインされました。

 我々といたしましては、コロナショックを乗り越え、感染症拡大の早期終息の後は楽水会活動を通常に戻し、最善を尽くしてまいりたいと考えておりますので、会員の皆様におかれましては、なお一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
 年頭にあたり、楽水会と大学が一体となって「東京海洋大学の明るく輝かしい未来を拓く」ことを祈念するとともに、会員の皆様方の益々のご繁栄とご多幸をお祈り申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
(いであ株式会社 会長) 

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