2017.11.01 14:41
快鷹丸遭難110周年記念慰霊碑参拝旅行報告
松野隆(21漁大21専)
本年9月9日が水産講習所初代練習船快鷹丸遭難の110周年を迎えるにあたり、田畑楽水会会長をはじめ楽水会5名の役員、竹内学長、佐藤学部長をはじめ大学3名、林船長をはじめとする神鷹丸士官および乗船学生等総勢約30名にて8月25日(金)に韓国浦項市九万里村快鷹丸殉難碑に参拝致しました。また、参拝に先立ち、前日8月24日、釜山韓国海洋大学における日韓協定校によるシンポジウムにも楽水会として参加いたしました。参拝当日には、日頃から慰霊碑の管理整備を頂いている浦項市役所および九万里村の幹部の皆さんに参拝にご参加いただくとともに、その後親しく懇親もさせていただきました。
参拝当日は、快晴に恵まれ、遭難記念碑もきれいに管理されており、亡くなった快鷹丸乗組員1名、学生3名に対し、献花、黙祷を行いました。韓国、北朝鮮と日本との政治情勢の不安がささやかれていましたが、地元からは歓迎を受け、今後の慰霊碑の整備についても、従来と同様継続していただけることが確認され、日韓友好の一助にもなったものと考えております。
快鷹丸遭難場所は、韓国迎日湾(韓国で最初に日の出がみられる場所と言われ、観光名所となっています)の入り口である虎尾岬の沖合で、アワビ漁等が盛んな岩場で、当日も地元の海女さんによるアワビ漁がおこなわれていました。
学生諸君にも、遭難の経緯を説明し、水産伝習所、水産講習所に始まるわが校の歴史の重さを感じていただけたものと思います。(楽水会 事務局長)