年頭所感
一般社団法人楽水会会長 田畑 日出男(13漁大)
新年あけましておめでとうございます
皆様にはご家族お揃いで清々しい令和4年のお正月を迎えられたこととお慶び申し上げます。
平素より楽水会の事業活動や諸行事について温かいご理解とご支援を賜り、心から厚く御礼申し上げます。
ここ数年は多くの水災害に見舞われ、台風や前線による記録的な集中豪雨によって、全国各地で大きな被害が発生しております。各地域で被災された方々に対し、衷心よりお見舞いを申し上げます。
昨年は菅義偉前総理が2050年までのカーボンニュートラルの実現を宣言し、また11月には世界の首脳とともに岸田文雄新総理がイギリスのグラスゴーCOP26に集まり、パリ協定の目標の実現に向けた取組みの強化を約東されました。
一方では官民あげてのSDGsの達成が求められております。
さて一昨年来の新型コロナウイルス感染拡大により、学生は登校が制約され、授業もWEB授業となり、楽水会活動も制限されました。
楽水会館も入構制限によって使用できなくなりましたが、事務局は大学のご配慮により使用させていただいております。
このようななかで、第10回(通算第100回)の通常総会は社員の皆様からは委任状をいただき、縮小して開催され、事業報告および収支決算、役員の改選等、議案のご承認をいただきました。
理事会、常務理事会は大学入構禁止のため、学外の施設を利用して予定通り開催いたしました。
コロナ禍の状況でありましたが、次のような活動を行いました。
①樂水会誌とメールマガジンで活動報告を続けました。
②小型船舶免許教室は新たな艇「せきれい」を購入し、8月から再開いたしました。
③創立100周年記念事業については、関係者の皆様のご尽力により順調に進めていただいており、100年史
の記念誌委員会(原武史委員長)では記念誌を約100名という同窓の多くの皆様に執筆をお願いし、募金委
員会(炭井孝志委員長)ではこれまで多くのご寄附をいただき、目標達成の見込みも立ってきました。
式典委員会(岡本信明委員長)におきましては、祝賀会のプログラムは決まっておりましたが、新型コロナウイルス感染症の終息の見通しが立たず一年延期をせざるを得なくなり、2022年6月11日(土)の開催と
させていただきました。
なお、「卒業祝賀会」、「楽水会ランチ・セミナー」、「水産について考える会」は昨年は中止となりましたが、今年は「合同企業就職相談会」はなんとか開催したく検討しております。
毎年9月に行っている大学との意見交換会も昨年は11月に行いました。
我々といたしましてはコロナショックを乗り越え、早期終息の後は楽水会活動を通常に戻し、最善を尽くしてまいりたいと考えておりますので、会員の皆様におかれましては、なお一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
私事ですが、今年の総会はご案内の通り、6月11日(土)の創立100周年記念式典と同日開催といたしますが、その折に代表理事会長職を小生から炭井孝志(26漁大)さんにバトンをつなぎたいと思います。
理事を1981年から、代表理事会長を2009年から務めました。長い間会員の皆様にお世話になりありがとうございました。
年頭にあたり、楽水会と大学が一体となって「東京海洋大学の明るく輝かしい未来を拓く」ことを祈念するとともに、会員の皆様方のますますのご繁栄とご多幸をお祈り申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。