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2016.04.28 14:38

神鷹丸Ⅳ世竣工披露式に参加して

藤田滋(20漁大)

母校東京海洋大学海洋科学部の神鷹丸Ⅲ世は3艘の練習船(海鷹丸、神鷹丸、青鷹丸)の中で一番旧く、船首側がやや立ち上がった独特の外観で漁業実習船の雰囲気を3隻のなかで一番色濃く残した練習船だとかねがね思っておりました。 神鷹丸Ⅱ世時代の漁業学科学生の小生と致しましては、神鷹丸Ⅲ世(竣工昭和59年(1984年)船齢32年)を時折豊海埠頭で見るたびに、船齢30年を超えたこの神鷹丸の代船建造は、海洋大学設立後の諸般の状況下、又大学交付金の漸減状況下の厳しい財政状況の中で、はたして可能なのかと、内心危惧しておりました。

然しながら、この個人の勝手な思い込みは徒労に終わり、実は東京海洋大学になってからの最初の建造練習船である神鷹丸Ⅳ世の代船計画は着々と進んでおりました。

昨平成27年2月に三菱重工業㈱下関造船所で起工、同年11月に進水、所定の海上運転を終了後、今平成28年3月末に引き渡しが終わりました。

今4月5日に東京晴海客船ターミナルにて、来賓・大学関係者総勢170名余が参加されて竣工披露が執り行われました。 我々旧水産大学時代からのOBOG合唱団(雲鷹丸合唱団)は、この披露式で「東京海洋大学校歌」と「神鷹丸竣工記念歌」(昭和12年Ⅰ世誕生時の歌)の2曲を最後に提供させて頂く栄誉を頂きました。

この様な、栄えある母校の公式の式典に雲鷹丸合唱団として参加させて頂きましたことに竹内学長をはじめ大学関係者のご配慮に御礼を申しあげますとともに、従来の漁撈機器、海洋観測機器に加え、来年度より発足する期待の新学部(海洋資源環境学部)向けの海底エネルギー探査用の最新観測機器をも搭載した新生神鷹丸Ⅳ世のご活躍にOBの一人として大いに期待をしております。又、時間外にも拘わらず我々合唱団の船内見学に、暖かいご高配を頂きました林船長をはじめ本船職員、部員の皆様にこのメルマガを通じて深謝申しあげます。(雲鷹丸合唱団)

20160428-02
合唱団員船内見学後の集合写真

海洋大学のWEBサイトより

・神鷹丸の竣工披露式
http://www.kaiyodai.ac.jp/topics/2101/23379.html

・下関での新旧神鷹丸の最初で最後のロングサイド
http://www.s.kaiyodai.ac.jp/ship/cgi-bin/shinyo/shinyo98/top.html

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