後藤　浩一（37海工、海洋環境工学科設置50周年記念式典 実行委員）

　1973年、東京水産大学に海洋環境工学科が誕生しました。これは水産講習所以来、それまで漁業、増殖、食品の3学科編成の水産学部単科大学であった東京水産大学が現在の海洋関連専門総合大学である東京海洋大学に発展していく第一歩となったと考えられます。

　近年、日本周辺海域における状況は大きく変わってきており、海洋環境に対する国民の関心はますます高くなっています。洋上風力発電やブルーカーボンなど海洋利用の動きが進められる一方で、生物多様性保全、地球温暖化・海洋酸性化問題、海洋プラスチック問題など海洋環境問題も多様化してきております。海洋環境工学科は、早くから海洋環境問題に取り組んできた学科であり、卒業生の皆様は各分野でご活躍されています。

　学科設置50周年を迎えた本年、海洋環境工学科の卒業生が集う対面およびオンラインによる式典・イベントを企画いたしました。本イベントにより海洋環境工学科の歴史を振り返り、同窓生たちと交流することにより、今後の海洋環境問題への取り組みの一助になればと思っております。

開催要項や参加登録はこちらをご覧ください。
https://rakusui.or.jp/reunion/2023/08/241504244727